
絵の価値は、見る人によって大きな差が出ます。
また、画家やイラストレーターの中には、ほとんど値段を付けずに譲るという人もいます。
しかしそれでは、画家として生計を立てることはできません。
では、絵を売るときにどのような基準で値段を付ければ良いのでしょうか?
■絵のサイズによって値段を決めておく
画家としてスタートしたばかりで値段を付けて売れるか心配だと感じている人は、1号あたり5,000円程度から始めることをおすすめします。
4号の絵なら2万円、10号なら5万円になります。
この値段はあくまでも目安なので、展示会の参加費などを考慮し、変えていかなければいけません。
例えば、都内の有名な場所で展示する場合は高めに設定し、地元のカフェで展示する場合は控えめにするといった工夫が必要だということです。
基本となる値段が決まっていれば、柔軟に対応しやすくなります。
■材料費を考慮して決める
絵を描く場合、画材が必要になります。
画材にかかった金額よりも安く設定してしまうと、結果的に赤字になってしまいます。
そうなることを防ぐためには、掛け率を5掛けした値段を設定すると良いでしょう。
材料費÷掛け率=売値という計算式に当てはめるだけなので、とても簡単に値段設定ができます。
絵を売るときの値段設定は、駆け出しの画家は誰もが悩むものです。
今回紹介したような方法は初心者でも値段設定しやすいので、値段をどのくらいにしようか迷っている人は参考にしてみてください。