
プロのイラストレーターは、会社員・フリーランスの2つに大きく分けられます。
それぞれの形態で1日の生活は異なり、また働くメリットにも違いがあるので見ていきましょう。
■会社員
正社員ならサラリーマンやOLと同じく、週5日1日8時間は会社で仕事をしています。
クリエイターの場合は裁量労働制で契約するケースが多く、働く時間はイラストレーターの裁量次第という形となっています。
最近はフレックス制やテレワーク・リモートワークで融通の利く働き方もできるようになりました。
月給制や福利厚生があるので、生活の安定性が見込める点は最大のメリットです。
ただし、絵を描くこと以外の雑務も多くなり、フリーランスのような自由な働き方とは少し遠くなります。
■フリーランス
企業に属さないので仕事は自分で取ったり、生み出したりしないと収入は得られません。
その分、会社員や副業と比べて、時間の使い方に縛りはありません。
基本的に自宅での勤務となるので通勤の負担はなく、自分のペースで仕事を進められます。
ただし、絵を描くだけではなく、営業や打ち合わせ、資金管理などは自分でやらないといけないので、楽に働ける形態ではありません。
また、生計を立てられるほど稼ぐには、ある程度の画力や技術、営業力、常にスキルを上げる向上心なども必要です。
生活の自由度で言えば、フリーランスが有利です。
しかし、フリーランスは実力と営業力がないと生計を立てられるほどの仕事をするのは難しいと言えます。
そのため、まずは会社員で経験や実績を積むか、副業でプレ独立の経験を積んだ方が良いでしょう。